最後の夜

1時頃に床に就いたが結局寝入ったのは3時半過ぎ、んで7時半前には目が覚める。
まぁ眠くないと言ったら嘘になるが、色々やることはあるので。
すぐに会社に連絡、金曜深夜のことだったので当たり前だがここまで伝えられなかったので。
それからザクザクと家の中を準備して、一応顔を洗って姉たちの来るのを待つ。
いや、礼服はあったのだが合うYシャツが1着しかなく。
他にも靴下も1足しかなかったり、とどめは何故か靴が合わなくなっていた。
そんなわけで買い出しに行かなくてはならないので、その辺のやりくりである。
10時半頃に姉一家到着、しばらく支度をして11時半頃に後を頼んで私は家を出る。
田町で色々一気に調達できそうなところが思い当らなかったので、サクッと新橋まで。
洋服の青山でYシャツ・靴下とついでにTシャツも調達、あるかと思った靴はなくて困る。
ニュー新橋ビルには馴染みがあるので、確か靴屋もあったはずと行ってみると確かにあった。
サイズを相談するとちょっと・・・という感じになったが、1サイズ下で試してみることに。
#ちなみに最初に言ったのは28cm
どうやら普通に履けそうなので、さっさと支払いを済ませて箱は処分してもらい帰路へ。
30分で片付けるつもりだったのだが、結局帰宅したのは1時間近く経過した頃。
色々余裕がなくなっており、入棺が15時という目安だったので慌てる。
昨日に続いてみんな揃っての早食い大会、終わって礼服に着替える。
一応喪主なので、何をおいてもしなくてはいけないことだ。
ネクタイが久々で、長さの調整がなかなか上手く行かなかったのはご愛嬌。
#結び方は昔毎日鍛えていたので体が覚えている
設営の状況は随時義兄が見に行ってくれていたが、ちょっと遅れ勝手の模様。
なんだかんだで、結局お迎えが来たのが16時頃だったろうか。
粛々と納棺が進んでいくわけだが、さすがに最後に収める時は涙が出てしまった。
1人でいる時はともかく、人前ではなんとかしようと思っていたのだが。
納棺が済んで少しで、住職と副住職も控室としている自宅に到着しているということであいさつに。
色々と話しながら、今日明日のことについてよろしくお願いを。
一応自分で考えてお二方にも相談したのだが、一般の会葬の方にも礼を尽くしたいので焼香台近くに控えることとした。
寒い中立っているわけでしんどくないわけはないのだが、背を向けたり遠くからというのも失礼かなと。
それは良いことと言われ、そうすることとして後は姉に頼んで私は式場へ。
席次第は既に段取りを付けて義兄と叔父に話してあったので、上手いこと座ってくれていた。
#まぁ両家のどちらをたてるのかとかややこしい話があるのだ
んで私は予定通りに、入り口近くで待機。
18時の定刻に通夜開始、以降は流れるように。
なんだかんだで色々な方が来てくれて、ありがたいことである。
19時につつがなく終了、会食前に一度表に出てまだいらっしゃる方々には挨拶を。
会社関係でも随分心配されていたようで、特に同期が随分気を揉んでいたようだ。
色々あるがとりあえず大丈夫と伝えてもらうよう頼み、あとは周囲にも声をかける。
んで会食、ちょっと会場のスペースの目論見が合っておらずその影響で料理も余り気味。
その辺は上手く調整しながらやって、なんだかんだであっという間に21時近く。
締めということで、ノープランであったがとりあえずの一声で挨拶を。
アドリブが効かないので結構きつかったが、まぁなんとかなったのかな。
それから仕出し屋の撤収を見ながら、姉一家には着替えに戻ってもらった。
元々は姉と2人で線香番をするつもりで、私はずっとその気でいた。
随分長いなと思っていたが、姉が降りてきた。
母には悪いが、やはりいる人間の体調を優先するべきだと。
まぁその先には来てくださった方へ申し訳が立たないというのもあるのだが、そういうことで今日はここを閉めようと。
思うところは大いにあったわけだが、確かにかなりきつい状態ではあったので同意。
いや、昼前にも一波あったし会食中にも来たのだが気分がかなり悪かったのだ。
私がビールをちょろっとしか飲んでいない(体が受け付けない感じだった)と言えば、わかってもらえるだろう。
もう一つ言えば、姪たちもかなり辛い日々を過ごしているわけで休ませたいと。
そんなわけで明朝また来ると母に告げて、家に戻る。
余った料理を折り詰めにしてあったので、それを適当に分配。
4人を送り出した後、とりあえず風呂を沸かす。
この寒い日に吹きさらしの場所で立ち尽くしていたので、体が冷え切っていたのだ。
んで入浴しながら作文の時間、父の時はこんなに苦戦しなかったと思うのだが告別式での挨拶が浮かばないのだ。
文例のコピペだけはしたくないので、母のあった姿など考えながら。
結局風呂を上がって先程の折り詰めを突っつきながら、ようやくまとまってきた。
今回は姉に添削してもらいたかったので、一応走り書きで紙にまとめておいた。
#驚いたことに父の時は空で考えて全部そのまま喋ったらしい
そんなこんなで気付いたら、折り詰めを3つも空けていた(笑)
ちと食べ過ぎの感もあるが、食べずにぶっ倒れるよりは数倍マシである。
日付が変わるかどうかの頃に、休むこととした。

2010年3月29日 44x1 | コメント(0)

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