終わりの始まり

数日書いていた通りの状況で母は眠ってばかり、そして私は不眠気味。
とはいえ週に一度のデイケアの日なので、なんとか起きて動き出す。
母は全然しっかりした目覚めでなく、一応食事を食べさせると口にはするものの色々おかしい。
どうしたものかなと思いつつも、入浴はしたいだろうと時間には準備終了して迎えの車に。
姉のスケジュールが合わず仕方ないので、自分の通院も今日にしていた。
そんなわけで恐らく睡眠不足であろう目眩に苦しみながら、田町~渋谷~高津と移動して病院へ。
待つだろうと思っていたが、10分も経たずに呼ばれてびっくり。
ここのところ不眠であること、恐らくは自分のありように疑問を持っている故であろうことなど話す。
割とサクッと診察を終えてしまう先生なのだが、珍しく色々と言葉をかけてくれた。
かなり周囲に心配はされていたのだが、表に出るくらい様子が違っていたのだろう。
とりあえず薬はいじらず、心持ちをしっかりということで終了。
会計も割とあっさり、薬局も特に待ったりすることなく終了。
バタバタしており私自身は朝食も取っていなかったので、11時半前と少し早い時間だが昼食を。
サクッと済ませたあと溝ノ口~川崎と移動、ちょっとした用事を済ませてすぐ駅に戻る。
川崎~新橋と移動、母のショートステイに必要な書類を受け取るためまた病院。
こちらの用も済ませ、ネットショップで買おうとした物が瞬殺で困ったため秋葉原へ。
タムタムに行ってみると、どうやら件のブツは予約受付中。
さっさと予約票の記入を済ませ、とりあえず用事は終了。
調子が悪いのでスルーしようとも思ったが、次にいつ来られるかわからないのでJAMへ。
ハイネケン?などと聞かれつつ、カプチーノを頼む。
手の込んだことをしてくれてありがたいなと思いつつ、一口口を付けたところで携帯に着信。
ケアマネさんからで、母の通所先から緊急連絡があるとのこと。
こちらから掛けてみると、バイタルチェックで血圧が高く意識レベルも低いとのこと。
常駐の医師と看護師がついてくれているが、病院に搬送の必要がありそうだという。
通所先は先の病院の近くなので、とりあえず新橋に戻ることとする。
貧乏性なので一応カップを空けて(残すと失礼だし)、急いで会計を済ませて離脱。
駅に向かいながら姉に連絡、その他色々と処理しながら動く。
程無く新橋に到着、携帯で状況確認をしながら施設へ向かった。
既に救急車が到着して救急隊に引き継ぎ中、搬送先について聞かれたので依頼を。
条件付きではあるが受け入れOKということで、内容承諾して搬送。
近所なので5分かそこらで到着、すぐに処置室へ。
それからしばらくは待機モード、各所に連絡をしつつ待つ。
結局到着から3時間近くでようやく検査結果が出たとのことで、処置室へ呼ばれる。
画像も見せてもらったのだが、かなり酷い脳梗塞だった。
部位としては脳腫瘍の周囲であり、偶発的である可能性もあるが脳腫瘍がトリガーになっている可能性もあると。
まぁ後者が確率論としてはわかりやすい話であり、恐らくそうなのだろう。
ここ数日という新しいものではないということで、心当たりを思い起こす。
2~3週間前位から反応が色々おかしかったのは、姉と共通の意見だった。
そしてここ2~3日は甚だしくおかしかったわけで、脳梗塞であれば色々腑に落ちる。
どうして早くSOSを出さなかったのかと自責の念にとらわれつつ、続けて説明を聞く。
しばらく後に実際の担当医師が来るということで、またしばらく待機。
最新情報を発信しつつ、暫し座っておく。
基本的に母の状態の全てを把握しているのは私だけであり、デイケアで出ている時だけ例外か。
そんなわけで、悶々としてしまう。
予告通りの時間に呼ばれ、乳腺・内分泌外科の医師に面通しを。
丁寧に説明をされたわけだが、それが事の重大さを余計に浮き彫りにするわけで。
端的に言ってしまえば、もういつ心肺停止に陥ってもおかしくないと。
色々と説明を受けた上で、延命処置について問われた。
姉に確認の必要があると前置きした上で、私は何もしないのが母の為だと思うと伝えた。
以降明日からの動きなど確認しつつ、説明終了。
入院手続きをしたが、既にカウンターは閉まっており仮の手続きだけ。
しばらく待った後、救急部の病室に移動。
ここは仮の居場所であり、明日以降病棟に移るということだ。
見掛け上母は寝続けている状態、呼びかけても全く反応なし。
このまま居ても出来ることもないし、体調不良に加え心身ともに負荷のかかる状況で動き続けて疲労困憊だった。
というわけで、看護師さんに後を任せて帰宅の途へ。
道中は正直頭が真っ白、正確には明日持っていくべきものについては考えていたかな。
帰宅して姉に電話、ちょっと取り込み中とのことで掛け直してもらうことに。
夕食がまだだったので、残りもので適当に。
母も一緒に食べるはずの物だったので、非常に多い量だったのが悲しい。
食べ終わって電話待ちの間に、空気を読まない宅配便が到着。
先日オーダーしていた、F1のテクノロジー(AA)である。
事が早く進むのは良いのだが、こういう時は余り喜べない。
程無く姉から連絡、非常に重要なことなので丁寧に聞いたことを再現しつつ話した。
感じた限りでは医師の意図に近い表現をしたつもりであり、一応伝わったと思う。
色々話したが、まぁここですっきりすることはできないわけで。
そもそも詳細の話は明日聞かないとわからないので、その辺の調整を。
姉も動けるということで、入院中使うもののクロスチェックの意味で一度家に来てもらうこととした。
その後叔父に電話、母のすぐ下の弟ということもありずっと心配してくれていたので。
包み隠さずにわかっていることを全部話す、こんな時でも私のことを気遣ってくれるのがなんとも。
明日持っていくものでパジャマが足りない(上下揃っていない)ことがわかっていたので、洗濯をして干した。
ここで完全に気力が尽きて、いけないとは思いつつも少しアルコール注入。
飲み終わって毛布をかぶったのは覚えていたが、すぐに寝たようで次に気付いたのが28時。
ゴミ出しをせねばという場違いな思いで目覚ましをかけつつ、自分の薬を飲んで寝直した。

2010年3月 8日 44x1 | コメント(0)

コメントする

Calendar
Categories
Pages
Archives
Tags
Feed
Administrator
Powered by
Search

For Mobile
Twitter
Amazon.co.jp